2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

御香宮神社の「おそらく椿」

御香宮神社には、小堀遠州(1579~1647)が、「おそらくこれに勝る椿は他にない」と称えたと伝えられる「おそらく椿」が有名です。 この小堀遠州のお墨付きという銘椿は、高さ4メートル、紅白まじりの散椿で、晩咲きの一品です。

松阪で「鎌倉絞り」の古木を見る

こんなところに「鎌倉絞」が 旧宅を見学後、見晴らしの良い城跡公園に出ると、手入れされた庭園があり、見ごたえのある椿が何本かありました。 とりわけ、根本近く6本に枝分かれし、高さ、葉張りともに5メートル以上に及ぶ立派な一本には驚きました。樹齢…

常満寺椿の原木を見る

これが、常満寺椿の原木! 常満寺椿は、関戸太郎庵椿の実生による変異種として生まれたとされています。 もともと、江戸中期の茶人高田太郎庵が、熱田神宮から譲り受けて愛した椿が「太郎庵椿」。その後に、名古屋の豪商「関戸家」へと渡ったものが「関戸太郎…

「余の花はみな末寺なり妙蓮寺」宗祇

連歌師・宗祇(1421~1502)が称賛した「妙蓮寺椿」。 この時代から、名花として、評価が定まっていたということですね。 先代の「妙蓮寺椿」は、塔頭・玉龍院にありましたが、昭和37年(1962)の火災によって、残念ながら焼失してしまいまし…

平岡八幡宮の藪椿を見上げる

社殿に向かうと、前右手に、見上げんばかりの、大きなやぶ椿がありました。立札によると、樹齢最大500年ということで、そうであれば、室町時代から生きながらえている椿ということになります。 地上近くに、いくつかの瘤があり、幹に面白い表情を出してい…

350歳にして元気な、竹の寺・地蔵院「胡蝶侘助」

樹齢350年になる「胡蝶侘助」 この庭園には、再建当時からのものと伝えられる「胡蝶侘助」が、堂々とした枝張りで、主役を張っています。 樹齢350年になるという古木にもかかわらず、まだまだ旺盛な成長を見せているそうです。「胡蝶侘助」は、私も鉢…

平野神社で藪椿の巨木群を探す

私のお目当ては、藪椿の巨木群です。神社の方に伺うと、境内四方を囲む塀沿いに散在しているが、南門付近にまとまってありますよとのことでした。 早速、南門付近を探してみると・・・、ありました! 幹周が1メートルを超えていそうなものを何本も見ること…

地蔵院「椿寺」の五色八重散椿

通称「椿寺」として知られる、京都・西大路一条にある地蔵院の二代目五色八重散椿です。 先代の椿は、加藤清正が文禄の役(1593年)に朝鮮から持ち帰り秀吉に献じたものと伝えられています。 現存していれば、樹齢500年を超える、花はもちろん、樹形…