京の椿・名所めぐり

京都府立植物園 第63回「つばき展」

京都府立植物園 第63回「つばき展」

西賀茂・正伝寺にデヴィッド・ボウイを思い、神光院に八重サザンカを見る

京都を愛したデヴィッド・ボウイ。 彼がこの世を去ってから、8年になろうとしています。 俵屋旅館に泊まり、姉小路の画材店に立ち寄り、喫茶店で時間をつぶし、古川町商店街で八幡巻きを買い求める…。 京都のまちと暮らしになじんでいる様々なボウイの足跡…

鷹峯・光悦寺の紅葉と源光庵の山茶花

11月も下旬となると、朝夕の冷え込みが感じられるようになりました。紅葉も一気に進み、京都の各地で見頃を迎えました。 京都の西北にある鷹峯は、紙屋川の谷口に広がる段丘状の台地で、本阿弥光悦が一族を引き連れて移住した地として知られ、光悦ゆかりの…

紅葉の金蔵寺に五色椿を見つける

京都大原野、西山連山の小塩山深くにある金蔵寺は、紅葉の名所として知られています。 人里離れて、山中にポツンとあるお寺で、シーズン以外は観光で訪れる人は少ないのですが、山の木立に囲まれた古いお寺の雰囲気が好きな方で、健脚の方にとっては、おすす…

楊谷寺「柳谷観音」の花手水と五色八重椿

京都を囲む「三山」の西にある西山連峰は、愛宕山から嵐山、西京区大原野を経て、長岡京市へと連なります。 この大原野、乙訓地域にかけては、「西山三山」と言われる歴史ある名刹、「善峯寺」「粟生光明寺」「楊谷寺」が山中、山麓に分在しています。 長岡…

粟田神社の椿「明月」

豊臣秀吉が、京を外敵から防御し、また、鴨川の氾濫による水害から守るため、市街をぐるりと囲むように築いた「御土居」。 この御土居には、京と各地とを結ぶ主要な街道とが交差する場所に、いわゆる「京の七口」と呼ばれる出入口が開かれていました。 御土…

上賀茂神社の酒中花、大田神社のカキツバタ

葵祭間近の5月上旬、上賀茂神社に「酒中花」を見てから社家町をそぞろ歩き、大田神社のカキツバタを見てまいりました。

松花堂庭園の椿を見る

八幡市は、石清水八幡宮の社叢の藪椿群や、常昌院の日光椿の巨木をはじめ、椿の名所、名木が多くあり、今回訪れた「松花堂庭園」も椿園を有し、見どころの一つとなっています。

金閣寺の胡蝶侘助

金閣寺方丈前庭には、後水尾天皇御手植えの銘木「胡蝶侘助」があります。由緒と樹齢で、大徳寺総見院の胡蝶侘助と並ぶ銘木ですが、総見院の旧幹が枯死してしまったので、金閣寺のものがより貴重な存在となっています。

太秦・法金剛院の紫陽花と黒椿の巨木

法金剛院は、JR花園駅の西、太秦・双ヶ岡の東南にある寺院です。 双ヶ岡は、京の市街地にぽっかりと浮かぶ浮島のような丘陵で、南東部に広がる太秦を拠点とした秦氏による古墳が多く築かれ、古の歴史を偲ばせる場所となっています。 平安時代には、周辺に貴…

山科「毘沙門堂」に椿を探す

「毘沙門堂」は、京都市山科区にある古刹で、「日光東照宮」のようなテイストのデザインと彩色の堂門、そして「毘沙門しだれ」と呼ばれる桜と、紅葉が映えるイロハモミジが美しい名所としても知られています。

鹿ケ谷・安楽寺のサツキ。カフェで「京唐子」を見る。

鹿ケ谷の安楽寺の客殿カフェスペースから見る「京唐子」

京都仙洞御所の藪椿

京都仙洞御所の庭園内の椿は、ほぼ紅い藪椿で統一されています。ポイントポイントに植えられている椿は、景色を引き立てる配置の妙を感じました。

「京都薬用植物園」のツバキ園を訪ねる

1 比叡の麓にある「京都薬用植物園」 2 「ツバキ園」の椿の数々 3 「ツバキ園」の沿革 4 「ナショナルコレクション」認定第1号 5 レトロでシックな「迎賓資料館」 1 比叡の麓にある「京都薬用植物園」 武田薬品工業株式会社の京都薬用植物園は、比叡山の山…

「常照皇寺」に名残りの藪椿を見る

常照皇寺は、京北を代表する名刹で、「常照皇寺藪椿」という、強く黒みを帯びた藪椿の名前の由来となるお寺でもあります。 4月末、すでに、桜も、椿もシーズンが終わり、いつもの静けさに戻った常照皇寺を訪れてきました。

京都府立植物園 第62回「つばき展」を見学

3月25日と26日に、京都府立植物園で、第62回の「つばき展」が開催。 京の銘椿を一堂に見ることができる格好の機会です。

椿で飾った「狛ねずみ」~大豊神社

哲学の道近く、狛ねずみが人気の観光スポット大豊神社は、椿の名所としても有名です。桜の咲き始めた神社の椿をご紹介します。

洛西「浄住寺」の黒椿と紅葉

苔寺、鈴虫寺を訪れる人も、浄住寺までは足をのばす人は少ないのですが、自然味豊かな境内は、紅葉時以外でも楽しむことができ、リフレッシュできるおすすめの場所です。そんな浄住寺を、椿を中心にご紹介します。

北政所ねねが過ごした圓徳院に「日光」椿を観る

北政所ねねが余生を過ごした圓徳院は、桃山時代の作庭として貴重な庭園をはじめ、四季折々の草木を鑑賞でき、椿についても、見るべきスポットですのでご紹介します。

法然院の銘椿「五色散り椿」「貴椿」「花笠」を見る

三銘椿「五色散り椿」、「貴椿」、「花笠」だけでなく、椿花による散華、椿の花手水、そして、境内林を赤く彩る藪椿群と、椿ファンにとって、見逃せない椿の名所、法然院をご紹介します。

霊鑑寺に銘椿を訪ねる

霊鑑寺は、後水尾天皇が皇女・浄法身院宮宗澄を入寺させたことに始まる尼門跡寺院ですが、椿を愛好された天皇だけに、遺愛の「日光椿」をはじめとして、霊鑑寺の名を冠する椿など、数々の銘椿が咲き誇るさまは、まさに壮観であり、見飽きることがありません。…

人形と銘椿で知られる百々御所「宝鏡寺」

人形の寺として知られる「宝鏡寺」は、雛祭りにあわせて特別拝観が行われ、本堂では、雛人形をはじめ、寺に伝わる由緒ある人形が展示されます。椿ファンにとっては、銘椿「村娘」、「熊谷」、「月光」のある寺として知られ、3月から4月にかけては、椿が庭…

大徳寺三玄院、龍翔寺、高桐院、玉林院に椿を探す

1 大徳寺の椿散策 2 「三玄院」の椿 3 「総見院」の胡蝶侘助 4 「龍翔寺」の竹垣越しの椿 5 「高桐院」の有楽椿 6 「玉林院」の美しき椿 7 大徳寺一久の暖簾をくぐり、大徳寺納豆を求める 1 大徳寺の椿散策 今年の京都の冬は、雪も何度か積もり、底冷えのす…

千本釈迦堂の乙女椿と仏像を見る

1 千本釈迦堂の乙女椿と洛中最古の本堂 2 おかめ塚と北野経王堂の名残のお堂 3 咲き始めた椿たち 4 快慶作の「十大弟子像」、定慶作の「六観音像」 1 千本釈迦堂の乙女椿と洛中最古の本堂 12月上旬、無病息災を願う参詣者に振る舞われる大根炊きが有名な、…

梅が見ごろな北野天満宮で椿を探す~上七軒へ

1 北野天満宮の梅を見る 2 接木により伝えられてきた「飛梅」 3 本殿そばにひっそりと咲く椿 4 上七軒「西方尼寺」へ 5 門前の「やきもち」をいただく 1 北野天満宮の梅を見る 寒さも少し緩んだ2月11日、梅も蕾が綻んでいるだろうと、久しぶりに、北野天…

修学院離宮の大パノラマ。客殿の脇に咲く椿。

1 王朝の山荘テーマパーク「修学院離宮」 2 下離宮 3 中離宮と椿 4 上離宮と眼下に広がる大パノラマ 5 「浴龍池」を回遊 6 堤防と「大刈込」 7 見学ツアーを終えて 1 王朝の山荘テーマパーク「修学院離宮」 京都には、西に「桂離宮」、東に「修学院離宮」の…

雪の松尾大社に椿を探す

1 久々の雪景色の松尾大社 2 「一の井」ほとりの藪椿 3 月読神社へ 4 松尾大社、月読神社と秦氏 1 久々の雪景色の松尾大社 先週の1月25日は、10年ぶりの強烈な寒波による風雪が列島を吹き荒れ、京都でも市内で14センチという、久々の積雪となりました…

祇王寺に薄墨椿を訪ねる

1 厳寒の祇王寺を訪れる 2 一面の苔に覆われる境内 3 「薄墨椿」 4 祇王と智照尼 1 厳寒の祇王寺を訪れる 祇王寺は、平安時代に、法然上人の弟子である念仏房良鎮が開創した往生院に由来します。往生院は、山域一帯を占めていましたが、後年、荒廃し、わずか…

詩仙堂に丈山椿を見る

1 1月の詩仙堂を訪れる 2 参道のサザンカと椿 3 建物入口に立つ獅子頭 4 建物から庭園を見て、白玉椿の巨樹に感動 5 「丈山椿」が咲いています 6 異世界的魅力のある庭 1 1月の詩仙堂を訪れる 1月15日、寒波のはざまの、少し寒さが緩んだ日に、詩仙堂を…

東北院のサザンカは今もあった

1 東北院を訪れる 2 和泉式部ゆかりの「軒端の梅」 3 サザンカの巨木 4 元真如堂への道沿いの椿 1 東北院を訪れる 真如堂の総門を後ろに、右上手の道を進んで突き当り、左手、吉田山へと向かう道沿いに、4つのお寺が横並びで建っています。 東から、迎稱寺…