2023-01-01から1年間の記事一覧
京都を愛したデヴィッド・ボウイ。 彼がこの世を去ってから、8年になろうとしています。 俵屋旅館に泊まり、姉小路の画材店に立ち寄り、喫茶店で時間をつぶし、古川町商店街で八幡巻きを買い求める…。 京都のまちと暮らしになじんでいる様々なボウイの足跡…
11月も下旬となると、朝夕の冷え込みが感じられるようになりました。紅葉も一気に進み、京都の各地で見頃を迎えました。 京都の西北にある鷹峯は、紙屋川の谷口に広がる段丘状の台地で、本阿弥光悦が一族を引き連れて移住した地として知られ、光悦ゆかりの…
京都大原野、西山連山の小塩山深くにある金蔵寺は、紅葉の名所として知られています。 人里離れて、山中にポツンとあるお寺で、シーズン以外は観光で訪れる人は少ないのですが、山の木立に囲まれた古いお寺の雰囲気が好きな方で、健脚の方にとっては、おすす…
www.kyogurashi-neko.com 続編です。 海住山寺から山を下り、加茂の街並みを抜けて、再び西南の山中へと車を走らせ、しばらくすると、山あいに集落が散在する当尾地区に入り、ほどなく岩船寺へと到着します。 岩船寺は、胎内に天慶9年(946年)の銘を持…
およそ1300年前、京都府の南、奈良県との境に位置する木津川市には、3年ほどの短い期間ですが、恭仁京と呼ばれた都がありました。 時の聖武天皇は、740年に平城京を出て、745年にふたたび平城京に還るまで、恭仁京、難波宮、紫香楽宮と目まぐるし…
京都を囲む「三山」の西にある西山連峰は、愛宕山から嵐山、西京区大原野を経て、長岡京市へと連なります。 この大原野、乙訓地域にかけては、「西山三山」と言われる歴史ある名刹、「善峯寺」「粟生光明寺」「楊谷寺」が山中、山麓に分在しています。 長岡…
豊臣秀吉が、京を外敵から防御し、また、鴨川の氾濫による水害から守るため、市街をぐるりと囲むように築いた「御土居」。 この御土居には、京と各地とを結ぶ主要な街道とが交差する場所に、いわゆる「京の七口」と呼ばれる出入口が開かれていました。 御土…
全国に残る12のお城の天守のうち、国宝指定されているのは、五つのお城のみ、姫路城、彦根城、松本城、犬山城、そしてこの松江城です。 この夏の出雲・松江旅により、五つのお城すべてを見ることができましたが、さすがに、いずれも個性のある名城です。な…
玉造温泉は、1300年前、奈良時代に開かれたといわれる歴史の古い温泉です。 天平5年(733年)に編纂された「出雲国風土記」には、「一たび濯(すす)げば形容端正(かたちきらきら)しく、再び沐(ゆあみ)すれば万病悉(ことごと)く除(い)ゆ」と…
東海、近畿、中国地方に記録的な大雨をもたらした台風7号。襲来直前の土日に、松江と出雲を訪れてきたのですが、往路の特急「スーパー白兎」沿線の地域がこの台風の直撃を受け、大きな被害が出てしまいました。被災された方々に、お見舞い申し上げます。 歴…
葵祭間近の5月上旬、上賀茂神社に「酒中花」を見てから社家町をそぞろ歩き、大田神社のカキツバタを見てまいりました。
祇園祭の宵山、山鉾巡行の熱気あふれる7月16、17日は、市内37.7℃と、お日様の照っている間は、出歩くのも憚られるような猛烈な暑さとなりましたが、梅干しにとっては、最高の日和となりました。 今年の土用の入りは、7月20日ということですが、…
八幡市は、石清水八幡宮の社叢の藪椿群や、常昌院の日光椿の巨木をはじめ、椿の名所、名木が多くあり、今回訪れた「松花堂庭園」も椿園を有し、見どころの一つとなっています。
金閣寺方丈前庭には、後水尾天皇御手植えの銘木「胡蝶侘助」があります。由緒と樹齢で、大徳寺総見院の胡蝶侘助と並ぶ銘木ですが、総見院の旧幹が枯死してしまったので、金閣寺のものがより貴重な存在となっています。
太秦・法金剛院の蓮と紫陽花と黒椿の巨木
「毘沙門堂」は、京都市山科区にある古刹で、「日光東照宮」のようなテイストのデザインと彩色の堂門、そして「毘沙門しだれ」と呼ばれる桜と、紅葉が映えるイロハモミジが美しい名所としても知られています。
鹿ケ谷の安楽寺の客殿カフェスペースから見る「京唐子」
京都仙洞御所の庭園内の椿は、ほぼ紅い藪椿で統一されています。ポイントポイントに植えられている椿は、景色を引き立てる配置の妙を感じました。
1 比叡の麓にある「京都薬用植物園」 2 「ツバキ園」の椿の数々 3 「ツバキ園」の沿革 4 「ナショナルコレクション」認定第1号 5 レトロでシックな「迎賓資料館」 1 比叡の麓にある「京都薬用植物園」 武田薬品工業株式会社の京都薬用植物園は、比叡山の山…
常照皇寺は、京北を代表する名刹で、「常照皇寺藪椿」という、強く黒みを帯びた藪椿の名前の由来となるお寺でもあります。 4月末、すでに、桜も、椿もシーズンが終わり、いつもの静けさに戻った常照皇寺を訪れてきました。
3月25日と26日に、京都府立植物園で、第62回の「つばき展」が開催。 京の銘椿を一堂に見ることができる格好の機会です。
哲学の道近く、狛ねずみが人気の観光スポット大豊神社は、椿の名所としても有名です。桜の咲き始めた神社の椿をご紹介します。
苔寺、鈴虫寺を訪れる人も、浄住寺までは足をのばす人は少ないのですが、自然味豊かな境内は、紅葉時以外でも楽しむことができ、リフレッシュできるおすすめの場所です。そんな浄住寺を、椿を中心にご紹介します。
北政所ねねが余生を過ごした圓徳院は、桃山時代の作庭として貴重な庭園をはじめ、四季折々の草木を鑑賞でき、椿についても、見るべきスポットですのでご紹介します。
三銘椿「五色散り椿」、「貴椿」、「花笠」だけでなく、椿花による散華、椿の花手水、そして、境内林を赤く彩る藪椿群と、椿ファンにとって、見逃せない椿の名所、法然院をご紹介します。
京都市北部の柊野(ひらぎの)の民家にある「五色八重散椿」は、500年ともされる樹齢を経て、4本に岐れる太い幹が八方に広がって、雄大な樹容を見せており、この品種では、最大の規模のものと言われています。 先日、この民家を訪ね、見事な椿が開花して…
霊鑑寺は、後水尾天皇が皇女・浄法身院宮宗澄を入寺させたことに始まる尼門跡寺院ですが、椿を愛好された天皇だけに、遺愛の「日光椿」をはじめとして、霊鑑寺の名を冠する椿など、数々の銘椿が咲き誇るさまは、まさに壮観であり、見飽きることがありません。…
人形の寺として知られる「宝鏡寺」は、雛祭りにあわせて特別拝観が行われ、本堂では、雛人形をはじめ、寺に伝わる由緒ある人形が展示されます。椿ファンにとっては、銘椿「村娘」、「熊谷」、「月光」のある寺として知られ、3月から4月にかけては、椿が庭…
1 大徳寺の椿散策 2 「三玄院」の椿 3 「総見院」の胡蝶侘助 4 「龍翔寺」の竹垣越しの椿 5 「高桐院」の有楽椿 6 「玉林院」の美しき椿 7 大徳寺一久の暖簾をくぐり、大徳寺納豆を求める 1 大徳寺の椿散策 今年の京都の冬は、雪も何度か積もり、底冷えのす…
1 千本釈迦堂の乙女椿と洛中最古の本堂 2 おかめ塚と北野経王堂の名残のお堂 3 咲き始めた椿たち 4 快慶作の「十大弟子像」、定慶作の「六観音像」 1 千本釈迦堂の乙女椿と洛中最古の本堂 12月上旬、無病息災を願う参詣者に振る舞われる大根炊きが有名な、…