京都仙洞御所の藪椿

京都仙洞御所の庭園内の椿は、ほぼ紅い藪椿で統一されています。ポイントポイントに植えられている椿は、景色を引き立てる配置の妙を感じました。

「京都薬用植物園」のツバキ園を訪ねる

1 比叡の麓にある「京都薬用植物園」 2 「ツバキ園」の椿の数々 3 「ツバキ園」の沿革 4 「ナショナルコレクション」認定第1号 5 レトロでシックな「迎賓資料館」 1 比叡の麓にある「京都薬用植物園」 武田薬品工業株式会社の京都薬用植物園は、比叡山の山…

「常照皇寺」に名残りの藪椿を見る

常照皇寺は、京北を代表する名刹で、「常照皇寺藪椿」という、強く黒みを帯びた藪椿の名前の由来となるお寺でもあります。 4月末、すでに、桜も、椿もシーズンが終わり、いつもの静けさに戻った常照皇寺を訪れてきました。

京都府立植物園 第62回「つばき展」を見学

3月25日と26日に、京都府立植物園で、第62回の「つばき展」が開催。 京の銘椿を一堂に見ることができる格好の機会です。

椿で飾った「狛ねずみ」~大豊神社

哲学の道近く、狛ねずみが人気の観光スポット大豊神社は、椿の名所としても有名です。桜の咲き始めた神社の椿をご紹介します。

洛西「浄住寺」の黒椿と紅葉

苔寺、鈴虫寺を訪れる人も、浄住寺までは足をのばす人は少ないのですが、自然味豊かな境内は、紅葉時以外でも楽しむことができ、リフレッシュできるおすすめの場所です。そんな浄住寺を、椿を中心にご紹介します。

北政所ねねが過ごした圓徳院に「日光」椿を観る

北政所ねねが余生を過ごした圓徳院は、桃山時代の作庭として貴重な庭園をはじめ、四季折々の草木を鑑賞でき、椿についても、見るべきスポットですのでご紹介します。

法然院の銘椿「五色散り椿」「貴椿」「花笠」を見る

三銘椿「五色散り椿」、「貴椿」、「花笠」だけでなく、椿花による散華、椿の花手水、そして、境内林を赤く彩る藪椿群と、椿ファンにとって、見逃せない椿の名所、法然院をご紹介します。

柊野の「五色八重散椿」

京都市北部の柊野(ひらぎの)の民家にある「五色八重散椿」は、500年ともされる樹齢を経て、4本に岐れる太い幹が八方に広がって、雄大な樹容を見せており、この品種では、最大の規模のものと言われています。 先日、この民家を訪ね、見事な椿が開花して…

霊鑑寺に銘椿を訪ねる

霊鑑寺は、後水尾天皇が皇女・浄法身院宮宗澄を入寺させたことに始まる尼門跡寺院ですが、椿を愛好された天皇だけに、遺愛の「日光椿」をはじめとして、霊鑑寺の名を冠する椿など、数々の銘椿が咲き誇るさまは、まさに壮観であり、見飽きることがありません。…

人形と銘椿で知られる百々御所「宝鏡寺」

人形の寺として知られる「宝鏡寺」は、雛祭りにあわせて特別拝観が行われ、本堂では、雛人形をはじめ、寺に伝わる由緒ある人形が展示されます。椿ファンにとっては、銘椿「村娘」、「熊谷」、「月光」のある寺として知られ、3月から4月にかけては、椿が庭…

大徳寺三玄院、龍翔寺、高桐院、玉林院に椿を探す

1 大徳寺の椿散策 2 「三玄院」の椿 3 「総見院」の胡蝶侘助 4 「龍翔寺」の竹垣越しの椿 5 「高桐院」の有楽椿 6 「玉林院」の美しき椿 7 大徳寺一久の暖簾をくぐり、大徳寺納豆を求める 1 大徳寺の椿散策 今年の京都の冬は、雪も何度か積もり、底冷えのす…

千本釈迦堂の乙女椿と仏像を見る

1 千本釈迦堂の乙女椿と洛中最古の本堂 2 おかめ塚と北野経王堂の名残のお堂 3 咲き始めた椿たち 4 快慶作の「十大弟子像」、定慶作の「六観音像」 1 千本釈迦堂の乙女椿と洛中最古の本堂 12月上旬、無病息災を願う参詣者に振る舞われる大根炊きが有名な、…

梅が見ごろな北野天満宮で椿を探す~上七軒へ

1 北野天満宮の梅を見る 2 接木により伝えられてきた「飛梅」 3 本殿そばにひっそりと咲く椿 4 上七軒「西方尼寺」へ 5 門前の「やきもち」をいただく 1 北野天満宮の梅を見る 寒さも少し緩んだ2月11日、梅も蕾が綻んでいるだろうと、久しぶりに、北野天…

修学院離宮の大パノラマ。客殿の脇に咲く椿。

1 王朝の山荘テーマパーク「修学院離宮」 2 下離宮 3 中離宮と椿 4 上離宮と眼下に広がる大パノラマ 5 「浴龍池」を回遊 6 堤防と「大刈込」 7 見学ツアーを終えて 1 王朝の山荘テーマパーク「修学院離宮」 京都には、西に「桂離宮」、東に「修学院離宮」の…

雪の松尾大社に椿を探す

1 久々の雪景色の松尾大社 2 「一の井」ほとりの藪椿 3 月読神社へ 4 松尾大社、月読神社と秦氏 1 久々の雪景色の松尾大社 先週の1月25日は、10年ぶりの強烈な寒波による風雪が列島を吹き荒れ、京都でも市内で14センチという、久々の積雪となりました…

祇王寺に薄墨椿を訪ねる

1 厳寒の祇王寺を訪れる 2 一面の苔に覆われる境内 3 「薄墨椿」 4 祇王と智照尼 1 厳寒の祇王寺を訪れる 祇王寺は、平安時代に、法然上人の弟子である念仏房良鎮が開創した往生院に由来します。往生院は、山域一帯を占めていましたが、後年、荒廃し、わずか…

詩仙堂に丈山椿を見る

1 1月の詩仙堂を訪れる 2 参道のサザンカと椿 3 建物入口に立つ獅子頭 4 建物から庭園を見て、白玉椿の巨樹に感動 5 「丈山椿」が咲いています 6 異世界的魅力のある庭 1 1月の詩仙堂を訪れる 1月15日、寒波のはざまの、少し寒さが緩んだ日に、詩仙堂を…

東北院のサザンカは今もあった

1 東北院を訪れる 2 和泉式部ゆかりの「軒端の梅」 3 サザンカの巨木 4 元真如堂への道沿いの椿 1 東北院を訪れる 真如堂の総門を後ろに、右上手の道を進んで突き当り、左手、吉田山へと向かう道沿いに、4つのお寺が横並びで建っています。 東から、迎稱寺…

真如堂に椿の古木を楽しむ。

あけましておめでとうございます。 本年も、京都の数多ある寺社仏閣を、椿を愛でながら、のんびりと巡ってまいります。 1 新年の真如堂 2 三重塔と椿 3 庭園の有楽椿を見る 4 落ち葉の絨毯 5 樹齢300年の椿の古木 1 新年の真如堂 令和5年1月7日(土)…

年末の常寂光寺に椿を見る

1 嵯峨野を歩いて常寂光寺へ 2 仁王門から石段を登り本堂、多宝塔へ 3 境内の椿たち 4 常寂光寺と角倉家 1 嵯峨野を歩いて常寂光寺へ 紅葉シーズンには混雑した嵯峨・嵐山も、冬の訪れとともに次第に静かとなります。 嵐山の中心地からやや離れ、小倉山の山…

梅宮大社神苑の椿と梅、そして猫

1 凍てつく寒さの中、梅宮大社を参詣 2 神苑を散策 3 神苑の椿たち 4 寒さに縮こまる猫、そのほか 5 訪問後記 6 追記(2024.2.17&2.23) 1 凍てつく寒さの中、梅宮大社を参詣 京都も、強烈なクリスマス寒波で、今週は最低気温が氷点下の日が続きました。 こ…

紅葉散る鹿王院の「椿ロード」

鹿王院は、嵯峨にある臨済宗の寺院です。嵐山と少し距離があるため、雑踏を離れて、ゆっくりと拝観することができます。山門を入り、参道を進むと、紅葉の残るモミジの間に、数多くの椿が植えられ、「椿ロード」とも呼ばれています。

城南宮の神苑で、秋咲きの椿を楽しむ

1 城南宮の歴史 鳥羽離宮跡配置図(2007.10.財団法人京都市埋蔵文化財研究所制作) 2 神苑で、秋咲きの椿を鑑賞 3 「初嵐」 4 「白侘助」 5 「菊冬至」 6 「久寿玉(くすだま)」 7 「東方朔(とうぼうさく)」 8 「華園(はなぞの)」 9 「月兎(つきうさぎ)…

師走の妙蓮寺に、妙蓮寺椿を見る

1 妙蓮寺再訪。妙蓮寺椿が咲いています。 2 中庭に美しく咲く妙蓮寺椿 3 「十六羅漢石庭」と現代ガラスアート 4 虫干し展に、狩野派のビッグネームを見る 5 「御会式桜」その他妙蓮寺の見どころ 1 妙蓮寺再訪。妙蓮寺椿が咲いています。 12月3日(土)、…

隨心院の本尊「如意輪観世音菩薩」に感動し、塔頭に大椿を見る。

1 雨上がり、紅葉終盤の隨心院を訪れる 2 小野小町ゆかりのお寺 3 「奥書院」から見る庭園に椿もありました 4 本尊「如意輪観世音菩薩坐像」の特別開帳に間に合いました 5 塔頭「大乗院」の大椿に感動する 1 雨上がり、紅葉終盤の隨心院を訪れる 隨心院は、…

金福寺の紅葉とサザンカを見る

1 紅葉の散り積もる金福寺 2 庭園へと誘う藪椿 3 満開のサザンカ 4 「芭蕉庵」と西王母椿 5 村山たか女が尼僧として過ごした寺 1 紅葉の散り積もる金福寺 紅葉シーズンも終盤。11月27日の土曜日に、左京区一条寺、詩仙堂の近くにある、隠れた紅葉の名所…

知られざる椿の巨樹

京の名椿として高名だけど、寺院が非公開なので、なかなかお目にかかれないものが沢山あります。 また、喧伝されることを好まれず、地元でしか存在が知られない椿も数あるものと思います。 この8月の終わりに、とあるお寺を訪ねたところ、思いがけずも椿の…

実相院の床もみじ。そして石座神社に椿の巨木を見る。

1 岩倉の名刹・実相院門跡 2 有名な「床もみじ」を鑑賞 3 流石に紅葉の名所です。 4 石座神社に椿の巨木を見る。 1 岩倉の名刹・実相院門跡 実相院は、左京区・岩倉の北部にあります。 白川通を北上し、花園橋を直進(右折すると八瀬・大原方面です。)、岩…

曼殊院で、早咲きの椿と紅葉を見る

1 モミジが色づく曼殊院 2 早咲きの椿と紅葉とのマッチング 3 庭園の椿 4 茶室横に立つ散り椿 5 新しい宸殿と「盲亀浮木之庭」 1 モミジが色づく曼殊院 曼殊院は、洛北・一乗寺、北西に比叡山を臨む山裾にある門跡寺院です。 曼殊院へは、白川通を北上し、北…